第2回 「言語技術」が日本のサッカーを変える

明日からWカップですね。そんな訳で、今月はサッカー関連の本をご紹介します。この本では、海外と日本のレベルの差は、自分で考えて行動できる力の差だと主張しています。海外のサッカー選手は、自分のプレーの意図をコーチに聞かれた時、きちんと自分の考えを述べる事ができるそうです。

しかし、日本の選手は、自分の意図をはっきり言わず、コーチが答えてほしそうな事を考えて答えるそうです。自分の考えを堂々と他人に意見する能力が日本の選手と海外の選手とでは歴然の差があり、それがそのままサッカーの実力の差に繋がっていると主張しています。確かに、試合中、その瞬間瞬間の判断をいちいちベンチに確認できません。その瞬間瞬間で、責任を持って自分たちで判断し、最適な選択をしていかないといけません。

これは一般企業でも求められる力ですね。この本には、社員研修でも使えそうな、自分の考えを伝えるトレーニング方法も書かれています。サッカーに興味の無い方が読んでも勉強になる事が満載の1冊です。