第6回 就活のバカヤロー


就活のバカヤロー (光文社新書) 大沢 仁, 石渡 嶺司

「就活は企業と学生の茶番劇だ!」と現在の就活に問題提起をしているこの本。漢字も書けない学生、就活を迷惑がっている大学教授、人気企業ランキングを上げる為に躍起になる企業、マッチポンプで儲ける人材会社、就活にかかわる四方を深く取材しており、それぞれの実態や裏側を赤裸々に書かれていて、とても面白い一冊です。

就活(採活)の指南書でもなくノウハウ本でも無いので、コレを読んで何か行動に移せるものではありませんが、読み物としては非常に面白く、就活全体を取り巻く環境を知るには最適な一冊です。

また、全ページの下欄に、ハミダシ情報として就活に力を入れている大学の紹介や、採用マーケット情報、大学生のダメな一言などが書かれていて、コレをパラパラ見るだけでも面白いです。