第122回 反応しない練習

近年の採用活動は、就職サイトや合説などの王道手法以外にも、SNSやYoutubeなどを活用する企業様が増えてきました。多様なチャネルを持ち積極的に発信することは素晴らしいことです。

一方で目立てば目立った分、誹謗中傷コメントが書き込まれたり、炎上したりするリスクと隣り合わせであることは覚悟しておかなければいけません。ただ、それを恐れ過ぎて発信することを止めてしまうのはとてももったいないことです。

デマなどが書き込まれ風評被害が広がりそうなものは、会社として法的手段に出るなど毅然とした対応を取る必要がありますが、そこまでではないものなら、いちいち反応せずに、発信し続けないと、本来の目的は果たせません。

SNSを活用して採用活動を行うなら、この”反応しない力”を身に付けることが、SNSスキルを高めると同時に必要になってきます。好きの反対は、無関心という言葉があります。

明石家さんまさんは、毎年好きな芸人ランキング、嫌いな芸人ランキングともに上位にランクインします。それが日本一の芸人の証でもあります。つまり、アンチコメントすら無い状態は、採用活動成功という目的からは最も遠い状態と言えるかもしれません。
本来の目的達成のために、小さな誹謗中傷はスルーしましょう。