第29回 就職活動、採用活動におけるFacebookの活用方法。

世界最大のSNSサイトFacebookの日本国内の年齢別ユーザー数は、就職活動世代である22歳の利用者数が全世代でトップです。今やFacebookを使った就活や採用活動のニュースも週に1回以上は新聞で見るようになり、今後もこの流れは続くでしょう。では具体的に企業や学生はどのようにFacebookを活用しているのでしょうか。具体例を交えてご説明します。

あるベンチャー企業では、2012年度新卒採用に当たって、「Facebook上で200名以上の友達がいる学生」は、会社説明会や書類選考、一次選考をパスして、二次選考からスタートできる仕組みを構築しています。 「ソーシャルメディアを使いこなしている学生=新しいメディアへの対応力と情報発信力の高い学生」と評価しています。 地場の優良メーカーでは、社員が飾らず正直に日常をFacebook上にアップすることで、学生は求人広告や説明会だけではなく、普段の会社風景が覗けてミスマッチの減少に効果があったようです。

また、急成長中の外食チェーンでは、内定者全員にFacebook上のプロフィール欄に勤務先情報として自社名(内定先)を記載させることで、社員としての自覚が芽生え内定辞退が激減したようです。もちろん内定者同士のやりとりや、採用担当者とのコミュニケーションツールとしても活用されています。

一方の学生は、Facebookにある「コネクションサーチ」という機能を使って、同じ大学の先輩を検索し、表示された先輩に面会の依頼をするなどしてOBOG訪問に有効活用しているようです。個人情報保護法の施行により、先輩訪問はやりにくくなったと言われていますが、Facebookの誕生でこれも容易になりました。他にも就活仲間を見つけたり、会社説明会など企業の選考に出てこない社員の顔を知れたり、職場の雰囲気を知れたり、メリットが多くあります。これらを使った就活は「ソー活」と言われています。

現在Facebookに新卒採用ページを開設している企業は約1,500社。まだまだ就職サイトの補完的ツールとしてですが、今後更に増えていくと予想されます。ぜひFacebookのページ開設もはりまっちにご相談ください。2014年卒は「はりまっち」+「Facebookページ」で優秀な人材を採用しましょう。