第41回 知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思われる社長の採用ルール48

採用は、自社では手が届かなさそうな優秀な学生を狙う「分不相応採用」こそ意味がある。今の会社の器に合う学生ばかり採用していては、会社の器はそのままです。少し無理してでも、上のレベルの学生を採用することが、採用活動の本質であると著者は主張します。そして、その分不相応採用を成功させるために、知名度の低い企業は具体的に学生に対してどのようなアプローチをすべきかが書かれています。

たとえば、採用関係無しに学生との接点を積極的につくること。採用活動が始まる前から、採用に関係なく、学生の興味のある分野で勉強会を開くなどして接点をつくり、就活前から自社の存在をアピールし学生の信頼を得ておけば、その本人はもちろん、口コミで友達にも良い評判が広まり採用活動が有利に進むとのことです。2016年卒からは更に活動期間は短期になりますので、中小企業は取り入れてみる価値はありそうです。

そして、「社長の採用ルール」という本のタイトル通り、分不相応の採用活動には社長が採用に関わることが前提となっています。メインの担当は人事担当者でも、ここぞというときには社長が出ることが絶対条件となっています。ぜひ採用活動に社長を巻き込んでみてください。