第71回 競わない地方創生 人口急減の真実

「福井の求人倍率は、東京よりはるかに高い!」と帯に書かれている通り、地方ほど求人倍率は高く「地方には仕事が無い」は嘘であることをデータを使って証明しています。このミスマッチの原因は、情報発信力不足にあると考えます。

ほとんどの学生は、就職サイトを中心に就活をしますので、就職サイトに掲載をしていないと、「新卒採用をしていない」企業だと勘違いしてしまいます。ホームページに記載していても、よほど有名な企業でない限り、そのページを学生は見ることはありません。地方の企業こそ、新卒採用を行うなら、就職サイトへの掲載をお薦めします。

そして掲載する時期も重要です。それは、アクセスの最も集まる就活解禁日です。この解禁日に掲載をしていることがとても大切です。なぜなら、地元就職を考えている学生が、就活が解禁し、地元の企業を検索したときに、地元企業が掲載していなかったら「やっぱり地元には良い会社が無いな」とガッカリし、そこで都市部の企業に気持ちを切り替えることもあるからです。大手企業に負けないたくさんの企業が地元にはあるんだぞということを学生に知ってもらうには、就活解禁日に掲載していることがベストです。

雇用なくして地方創生はありえません。ぜひ積極的に情報発信し、若者を地元に呼び戻しましょう!