第157回 解像度を上げる

喋りの天才島田紳助さんは、話が上手い人は、電話での道案内が上手いと言っていました。 話芸のスペシャリスト千原ジュニアさんは儲かっている会社の社長は全員「たとえ話」が上手いと言っていました。電話での道案内にしても「たとえ話」にしても相手の頭に映像を浮ばせています。 これをイケてるビジネスパーソン界隈では、「解像度が高...

第156回 超一流の会話力

採用活動は、「1対n」でプレゼンするプロセスと「1対1」で対話を重ねて、相互理解を深め、口説いていくプロセスがあります。 近年は昔のように、すべての学生が一斉に同じ時期に同じ行動を取ることはなくなりました。よって、「1対100」の機会はどんどん減り、「1対1×100」で戦っていくしかありません。 中途採用も、転職顕...

第155回 ショート動画戦国時代

ある会社がYouTubeの5分未満の動画を約4,000万本調査したところ、最初の10秒以内で視聴者の20%、30秒で33%、60秒で44%が離脱するという結果がでました。 これらから、TikToker等のショート動画クリエイターは、最初の1秒が勝負だと捉え、2秒単位でカットを変える等、秒単位で動画を設計しています。 ...

第154回 「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点

本屋で平積みになっていたこの本。タイトルを見て面白そうと思い手に取ると、一気に購入意欲を下げる分厚さ。850ページと私の人生で一番ページ数の多い本でした。 ちょっとした拒絶反応を示すものの一応ページをパラパラとめくってみると、最初に分かりやすい図解が示されていて全体感がつかみやすく、行間も広くて1ページ当たりの文字量...

第153回 STAND UP START

1月18日(水)10:00からフジテレビで放送されるドラマ「スタンドUPスタート」の原作漫画です。 主人公は、「資産は人なり」「資産を手放す投資家はいない」を理念とする人間投資家。投資会社を立ち上げ、社会に馴染めない前科持ちの若者や、銀行を左遷され腐っていた中年男性等に「スタートアップ(起業)しよう」と声を掛け、彼ら...

第152回 人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書

人的資本情報開示に向けた入門書として最適な一冊です。 アップル、マイクロソフトアマゾン、アルファベット(グーグル)テスラ、メタ(旧フェイスブック)……。これら世界時価総額ランキングトップの企業に共通するのは、有形資産ではなく、人材や知財などの無形資産から価値を生み出している点です。 日本からイノベーティブな企業が生...

第151回 先生、どうか皆の前でほめないで下さい

叱るときは別室にて一対一で。褒めるときはみんなの前で。 マネジメントやリーダーシップ系のセミナー等でよく言われます。でもその手法は、今の学生には通用しないようです。 今の若者はとにかく目立ちたくない。みんなの中に埋もれていたいと思う人が大半です。ですから今の若者を褒めるときも別室にて一対一で、それも面と向かって褒め...

第150回 パーパスモデル-人を巻き込む共創のつくりかた-

SDGs、ソーシャルグッド、フェアトレード、エシカル、ESG投資。今、多くの大学生がリベラルアーツとしてこれらを学習しており、価値観や消費行動が大きく変容しています。これらは、就職活動における会社選びにも影響しています。 そこで経営者や人事界隈で注目されているのがパーパスです。パーパスとは存在意義、目的といった意味を...

第149回 今どきの若いモンは (1) 新装版

管理職と若手社員の理想の関係性を描いたお仕事漫画です。 「今どきの若いモンは」は否定的に使われることが多い言葉ですが、当漫画の石沢課長は、「今どきの若いモン」の能力や繊細さ、悩みなどを理解し、「今どきの若いモンは…」の台詞の後は、必ずフォローの言葉が続きます。その言葉に若手社員も心を奪われ「この人のために頑張ろう!」...

第148回 人事のための ジョブ・クラフティング入門

ジョブ・クラフティングとは、 従業員一人ひとりが仕事の捉え方や業務上の行動を修正することで、やらされ感のある仕事を働きがいのあるものに変容させることです。その変化によって、従業員は仕事の有意味感や満足感、自己効力感を得られ、従業員のエンゲージメントが高まり、生産性や定着率の向上が期待できると言われています。 これらジ...