第166回 みんなで肩を組む集合写真に気持ち悪さを覚えるZ世代

先輩が後輩のパソコンを指差して指導しているシーン、パンフレットに手を添えた商談シーン、みんなで肩を組んだりガッツポーズしたりの集合写真、斜め上を眺めながら電話をしているシーン。よく就活ナビや採用サイトで見かけます。 これらが日常の様子なら全く問題ありません。ただ普段は全くやっていないのに、広報のためにやっている場合は...

第165回 勤務地と配属先を確約するだけで、採用力がアップする。

リクルートマネジメントソリューションズは、24卒の1,117名を対象にした入社意向に関する調査結果を発表しました。 調査の結果「入社前に勤務地が分からない企業」については62%の学生が入社意欲が下がると回答しました。勤務地ガチャ(勤務地が入社まで分からない状況)を嫌がる傾向を表したデータです。 一方で、近年ジョブ型...

第164回 「タレントプール」と「アルムナイ」の構築を今から。

2030年。そう遠くない未来に、労働人口が644万人不足すると言われています。2023年時点でも300名未満の企業の求人倍率は6倍を超え、1人の学生を6人で奪い合っている状態です。今後は更に人材獲得競争は熾烈を極めます。 これらに備えて数年前からベンチャー企業を中心に構築が進んでいるのが「タレントプール」と「アルムナ...

第163回 効率重視の学生には、非効率な対応が勝ち筋。

映画やアーカイブ授業は2倍速で視聴。情報はTikTokやYouTubeショート等の短尺動画で収集。最小の労力で卒業必要最低限の単位だけを取得し、卒論がないゼミは大人気。「ダイパ」にこだわる令和の大学生(もちろん全員ではありません)。就活ももちろんダイパ至上主義。 ひと昔のように「エントリー100社した」とエントリー数...

第162回 「今のうちにいっぱい遊んどけ」は志望度を下げるかも。

若手の人材不足やパワハラ防止法などを背景に、優しい上司が増え、働きやすい職場環境が整いはじめています。一方、職場が「ゆるすぎる」「この上司の下にいたら成長できない」と危機感を覚えて退職をする いわゆる「ホワイト過ぎて辞める」若者が増えています。 そこでここ数年注目されている言葉が「キャリア安全性」です。「今の仕事を...

第161回 「採用できた」「採用できなかった」では再現性がない。

今年度の採用活動を振り返る際「今年は採用できた」「今年はダメだった」と結果だけで成否を判断してしまうと、次年度の戦略立案時に何を改善し、何に注力するのか、曖昧になってしまいます。 たまたま今年度は採用できたとしても、再現性が無いので来年度も同じように成功できるとは限りません。失敗した場合は尚更で、どこが悪かったのか、...

第160回 採用フェーズ毎に辞退理由を潰していく。

セールスのマニュアルや研修では、クロージング(購入の決断を促すこと)後に断られないために、商談のフェーズ毎に買わない理由を一つひとつ潰しながら進めていくよう指導されています。 買いたいと思っていない相手にいくら流暢にプレゼンをしても断られるだけだからです。お客様のお困りごとを把握し、それが自社なら解決できることを先に...

第158回 「この会社に入ったときにどうなのか」がフィードバックのポイント

今年からインターンシップには、フィードバックが必須になりました。必須でないオープンカンパニーでも、フィードバックの有り無しで学生の満足度や企業への興味関心も左右されるので絶対に行ったほうがいいと言えます。 ただこのフィードバックは諸刃の剣で学生に新たな気付きを与え、成長を促すような質の高いフィードバックなら大きな満足...