人事コラム

第97回 成長を求める学生、甘やかす企業。

就活前半で出会う学生と後半で出会う学生とでは、対応を変える必要があります。前半戦に出会う学生は成長意欲や向上心が高く、それらが叶えられる企業を選ぶ傾向にあります。3年生の夏に参加するインターンシップも、成長系コンテンツが人気ランキング上位を占めます。
たとえば、知名度がそこまで高くないBtoB企業の「voyage」「Speee」「フリークアウト」「アチーブメント」などはランキングの常連で、毎年大勢の学生が殺到します。播磨エリアの学生も例外ではなく、満足度の高かったインターンを聞くと、やはり成長系と答えた学生が大勢いました。また、就職は地元の播磨でしたいけど、魅力的なインターンが無いという理由で、わざわざ大阪や東京の会社のインターンに参加する学生もいます。

満足度の高いインターンの内容は各社それぞれ違いますが、一つ共通していることがあります。
それは、目標の設定が秀逸な点です。実施するワークやシミュレーションゲームなどは、簡単にこなせるものではなく、全力で取り組んでやっとギリギリ達成できる絶妙な目標を設定しています。それが達成できれば自信が得られ、できなくても自分の現時点の実力が分かり、次にその企業に会うときには「成長した姿を見せたい」というモチベーションにつながります。

はりまっちでは、就活前半戦に「ドラフト会議」という就活イベントを開催しています。学生にグループディスカッションや面接を体験してもらった後に、企業様側からアドバイスをしていただくというイベントです。企業様は自社のPRも兼ねているため、アドバイスでは多くの場合「良かった点」や「できた点」にフォーカスして、優しくフィードバックをされています。
しかし、学生のアンケートでは「もっと厳しく指導して欲しかった!」という意見が多数寄せられており企業様の優しい対応は逆効果になっているようです。前半戦に出会う学生には、“厳しさ7”“優しさ3”で、後半戦はこの正反対の割合で接するのがベストだと感じます。前半に出会う学生には、勇気を持って厳しく接してみてください。